私は柏市末広町で生まれ、当時会社を立ち上げたばかりの父が様々な事情から転居するまで、幼少期を柏市で過ごしました。今回は、私の生まれ故郷である柏市への思いについて、お話させて頂きたいと思います。
私が子ども時代の柏は「千葉の渋谷」と呼ばれ(今もなお呼ばれています!)、東口にそごうとマルイ、西口に高島屋が立ち並び、週末の人出は千葉県内でも一番だったのではないかと思います。土日には水戸街道(国道6号線)どころか、国道16号線まで高島屋の駐車場に入るための車の列が続いていて、1時間、2時間と待って、ようやく駐車場に辿り着いたように記憶しています。
特別な日には、父と母がそごうの最上階にあった回転展望レストランに連れていってくれました。最上階から見る景色はとても美しく、まるで鳥になった気分で、料理そっちのけでレストランが一周する間の景色を眺めていました。年に1回あるかないかのこの特別な時間が待ち遠しくて、そごうの入口にあったシャンデリアを見る度に、「レストランに行きたい」と両親にせがんでいたのをよく覚えています。
そんな柏駅も、90年代から2000年代に入り、特に2005年につくばエクスプレスが開業してからは、かつてと比べて賑わいが落ちてきてしまったように感じています。かつての柏駅の賑わいをもう一度取り戻し、地域のお店や飲食店を元気にしたい。私はそうした思いで、現在、進められている柏駅東口と西口北地区の再開発事業を全力で応援しています。
計画の具体化はまだこれからですが、もっと多くの人が集まれるような緑豊かな駅前空間や、お年寄りやお子様連れの方、障がいをお持ちの方なども利用しやすい、利用者に優しい柏駅に生まれ変わるといいな、と考えています。この再開発プロジェクトの早期具体化に向けて、引き続き地元の市議・県議の皆様方と一丸となって取り組んでいく所存ですので、是非とも市民の皆様のお声を、我々自民党までお寄せ頂けますと幸いです。