前回の更新から、再びかなり時間が過ぎてしまいました。今回は、3月に投稿した「国会議員の日常について」シリーズの第2弾として、自民党内の仕事について、少しお話をさせて頂きたいと思います。

与党である自民党は、政府と一体になって政策を前に進めるため、日々様々な活動を行っています。その中核となる活動の一つが、国会に提出される前の法律案や、閣議決定される前の大事な政策(例えば、「骨太の方針」)などについて、予め自民党内で議論を行った上で、必要な修正を加えていく、いわゆる「与党審査」と呼ばれる仕事です。これは、小林鷹之政調会長がヘッドを務める政務調査会の会議において行われています。

「与党審査」については、以前から、国会審議の形骸化を招いている、あるいは、「政治主導」(ここでは「首相のリーダーシップ」に近い意味合い)が実現しない原因である等の批判があり、かつて民主党政権のときに、「政府・与党一元化」の合言葉の下、与党審査が廃止されたこともあります。

松本いずみは、当選後にこの与党審査のプロセスに議員として携わり、その意義を実感しました。政策立案プロセスにおける「政治」の最も大切な役割の一つは、官僚の皆様だけでは拾い上げきれない、各地のお一人お一人の皆様方のお声をお聞きして、立案する政策が現場の実態に合ったものとして実際に「動いていく」よう、政策に魂を入れていくことです。万が一、政策案があまりに現場の実態や市民の皆様の「お気持ち」と離れている場合には、時として、大幅な修正や中止などを求めることもあります。これは民主主義における大切な機能だと感じています。

例えば、7月17日に成立した刑事訴訟法改正案は、一度確定した有罪の刑事判決について、有罪の根拠となった証拠が偽造であった場合などに例外的に刑事裁判をやり直していく、いわゆる「刑事再審制度」を見直すというものでした。この与党審査のプロセスは約2ヶ月に及び、自民党内で合計11回、約32時間もの審議を行いました。会議のたびに怒号が飛び交い、3時間以上も続く会議を11回も行うことで、最終的に法務省が策定した原案が修正され、より冤罪被害者の方のお気持ちに寄り添ったものとなりました。もちろん、自民党内の全ての修正意見が反映されたわけではありませんが、国民の皆様方の思いを背負った政治家による真剣勝負が繰り広げられる中で、政策がより現場の実態に合ったものに改善されていったことを目の当たりにしました。

自民党の政務調査会の会議には、こうした「与党審査」を担うもの以外にも、党の側が主導して政府に政策立案を提言する「◯◯本部」(「インテリジェンス戦略本部」など)と呼ばれる会合や、災害時に地域の要望を政府に伝える会議、政策の将来の方向性を議論する勉強会のような位置づけのものも存在しています。いずれも、数多くの会議が存在し、非常に活発な議論が行われています。

こうした政務調査会の会議は、国会会期中は朝8時から夕方まで、同時並行で複数の会議が行われており、自民党の国会議員であれば、どの会議にも参加して、自らの意見を述べることができます。ただし、その意見の「質」は厳しく問われており、どれだけの国民の皆様の思いを背負った真剣な提案であるのかが、常に吟味されています。

松本いずみは、この半年間、数多くの自民党内の政務調査会の会議に参加して、柏市内を回る中でお聞きしたお声を政策に反映させていくべく、日々発言を行ってきました。国会議員としてはまだ新人ですが、これまでも、そしてこれからも、柏市の声を代弁する唯一の衆議院議員として、日本と柏を前に進めていくために、臆することなく、また空気を読まず、発言をしていきたいと思います。